東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

令和元年12月・師走



宗旦(利休の孫)の手紙



●今月は、千宗旦が亡くなった月です。
乞食宗旦と云われる程に厳しい生活をしている彼に、
希望の光が見え、その喜びが跡取りの江岑宗左へ出した手紙に表れています。



 [上の写真は、表千家の勝手口です。この左側の壁の向こう(北側)が裏千家の屋敷で、
 宗旦の家屋敷譲り状に書いてある宗旦の隠居場です。裏千家の屋敷です。]

●その嬉しい手紙には、
この暮れの用意、先ず緩々と仕舞申し候」と有り、
続いて、「沢庵和尚の居られる東海寺の方を拝みました。」と。
宗旦自身の暮らしはとても厳しいですが、
跡取りの宗左が紀州徳川家に仕官が内定して
来年正月には紀州徳川家への仕官が正式決定されるという
千家に光が差し込み希望に満ちている時です。



 [上の写真は、宗旦が拝んだという沢庵和尚の東海寺(東京都品川区)です。
 残念ながら、扉が閉まっていて中にはいれませんでした。]

●1月のよもやま話は、「 」(  )です。
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