東京・八王子の創業明治38年 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成24年6月・水無月



小栗栖(明智光秀)


●今月は、明智光秀(あけちみつひで)が自決した月です。
●光秀は、「敵は本能寺にあり」と言って信長を討った日から
11日目の山崎の戦いで秀吉に敗れ、その後自害しました。
光秀軍1万3千に対し秀吉軍2万7千の戦いでした。
●光秀は、秀吉がこんなに早く京都へ帰ってくるとは
思っていませんでした。
実際、当時の感覚では考えられない速さです。
正に神業です。更に、
秀吉軍は「敵討ち」という大儀名文を得ている為に
勢いがあり軍勢も集まりやすく総勢4万とも云われています。
●話は戻りますが、彼は、山崎の戦いで敗れて
再起を図るために近臣の者と深夜本拠の坂本へ向かいました。
途中の小栗栖(おぐるす・京都市山科区)で百姓(中村長兵衛)の
落武者狩に襲われて腹に竹槍が突き刺さりました。


 [上の写真は、小栗栖にある「光秀終焉の地」の碑です。
 明智藪と呼ばれています。
 東西線醍醐駅よりバスで南小栗栖下車歩いて10分です。
 途中に湧水を利用した共同洗い場が有ったりして感じの良い所です。]

突然の出来事でした。
その傷が深手の為についに自決しました。
首を近臣の溝尾庄兵衛に預け近くに埋めました。
しかし、秀吉に見つけられたと言われています。
或いは、庄兵衛が首を知恩院に届ける途中三条白川橋辺りで
夜が明けたのでそこへ埋めたとも言われています。


 [上の写真は光秀の首を埋めたという首塚です。
 東西線東山駅下車白川沿を歩いて3分です。細い路地を入った所です。]

●7月のよもやま話は、「小田原評定」です。
又、聞いて下さい。

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