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今月のよもやま話

平成22年11月・霜月

明治の名付け親(松平春嶽)

●今月は、松平春嶽(まつだいらしゅんがく)が生まれた月です。
●春嶽が、中国の古典より「明治」という言葉を探し出し
元号(年号)として天皇に上申しました。
●春嶽は、田安家の八男として生まれ、
越前の福井藩(32万石)の第16代藩主として養子に迎えられました。
●春嶽は、幕末の四賢候と云われた一人で
門閥にとらわれず有能な人材(橋本左内、由利公正)を多く登用し、
熊本の儒学者・横井小楠を顧問として迎えました。
●アメリカのペリーが来航した時には、
海防強化や攘夷を考えていましたが、その後、
開国を考えるようになりました。
●春嶽は、13代将軍(家定)の跡継ぎ問題の時には、
家康の再来と言われた一橋慶喜を推しましたが井伊直弼の反対に合い
つまらぬ口実を付けられ霊岸島に隠居・謹慎させられました。
謹慎が解かれた後、政事総裁職の任に付き、
参勤交代制を大幅に緩和し無駄を無くし富国強兵に勤めました。
そして、京都守護職を新設し松平容保を就任させました。
●春嶽は、12代将軍家慶の従兄弟で、
「慶」の字を貰い慶永(よしなが)と名乗りましたが
雅号の「春嶽」の方が本人は気に入っていました。



●写真は、西洋式の椅子に静かに座っている春嶽の像です。
彼を祭る福井神社(福井市・福井城内)に有ります。
●12月のよもやま話は、「最後の将軍」(徳川慶喜)です。
又、聞いて下さい。

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