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今月のよもやま話

平成18年3月・弥生

名前を売る将軍(足利義晴)

●今月は、足利幕府第12代将軍
足利義晴(あしかがよしはる)が生まれた月です。
●足利家は、元々、領地が少なく、海外貿易や
地方の大名・豪族の調停役料で、
幕府経営をしてきました。
しかし、将軍家も12代義晴の頃になると、
将軍の力が無くなり飾り物の将軍になってしまいました。
●義晴は、「応仁の乱」以後の京都の混乱により
室町第(将軍の館・花の御所と呼ばれていました)を
逃避し、近江の朽木氏を頼り
ここ(下の写真・滋賀県高島市朽木)へ避難してきました。
●ですから、生活は、楽では無かったです。
自分(義晴)の名前を地方の大名に売った収益が
大きな割合を占めてきました。
地方では、将軍の名前は、まだまだ高く売れました。
●名前を買った主な大名は、
尼子晴久、長尾晴景(上杉謙信の兄)、
大友義鎮(宗麟)、武田晴信(信玄)です。
●因みに、
息子の第13代将軍義輝が剣豪の将軍です。


●上の写真は、足利将軍(居館)の為に朽木氏が作った庭園です。
現在は、興聖寺となっております。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●4月のよもやま話は、「斉藤道三と織田信長の対面」です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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