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今月のよもやま話

平成17年9月・長月

槍倒しの松(岩国)

●今月は、岩国藩(山口県)初代藩主(領主)の
吉川広家(きっかわひろいえ)が亡くなった月です。
そこで、吉川家の話です。
●吉川家は、三万石の大名ですが、特殊な藩(?)です。
大名として認められていなかった藩です。
●一般的に、大名が参勤交代等の為に
他国の城下を通る時には、
大手門の前で槍を伏せて通過するのが礼儀とされてきました。
●しかし、本家の毛利家が、ここを通過する時は、
吉川家に関が原の恨みがある為、
は伏せませんでした。
●その事を知った他の大名も
吉川家を無視して槍を伏せず
そのまま城下を通過するようになりました。
そこで、吉川家では一計を案じ
街道の松の枝を、街道を横断するように横に生やしました。
そうしましたら、松の枝が通行の邪魔になり
仕方なく、槍を伏せるようになりました。
●その松が、錦帯橋を城側に渡った処にあります。
「槍倒しの松(やりこかしのまつ)」と言われております。




●上の写真は、錦帯橋(岩国市)と槍倒しの松を写したものです。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●10月のよもやま話は「千利休の師」(紹鴎)です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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