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今月のよもやま話

平成16年8月・葉月

茶くれん寺(豊臣秀吉)

●今月は、豊臣秀吉が亡くなった月です。
●秀吉は、日本で一番長い出世階段を
一番下から、一番上まで、
いつもキラキラと光ながら登り詰めた人です。
因みに、二番出世が弟の秀長です。
●秀吉は、ご存知の通り、茶の湯が好きでしたから
茶にまつわる話が沢山有ります。
三成の三杯のお茶、純金の茶室北野大茶会利休との事。
今回は、「茶くれん寺」の話です。
●ある日、秀吉がこの寺(浄土院)に立ち寄りました。
この寺で茶を所望しましたら、
住職が、茶を上手く点てられない事を恥じて、
白湯を出しました。
二度目の秀吉の所望にも、住職は、白湯を出し、
更に、三度目の所望にも、
住職は、やはり白湯を出しました。
●そこで、秀吉は、「今後、湯たく山 茶くれん寺」
(もうお湯は沢山だ、お茶をくれない寺)と名乗れ
と言ったそうです。
●こういう楽しい話は、秀吉らしくて良いですね。


        

●写真は、茶くれん寺です。千本今出川に有ります。
正しくは、浄土宗金戒光明寺派 浄土院と言うそうです。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●9月のよもやま話は「鬼の左近」(島左近)です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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Copyright 西室 博史 2003