令和7年11月・霜月
「日野本陣完成」(試衛館)

●今月は、日野の大火で焼けた日野宿
本陣が再建完成した月です。
[上の写真は、日野本陣の土間から撮ったものです。一番手前が出務室で、
その奥が正面玄関です。ここで、歳三が昼寝をしていたと言われています。
更にその奥(一番奥)の部屋が、歳三の小姓・市村鉄之助が
隠れていた部屋だそうです。]
●さて、当時は、不景気で治安が悪く強盗、盗人が多発しておりました。
自分の身は、自分で守る事が当たり前とされていました。
日野の名主・佐藤彦五郎も自衛の為に剣術道場を敷地内、
(自宅の東側)に作りました。
それが新選組の土台試衛館の出張稽古場です。
当時、江戸では、剣術の一大ブームが起きています。
北辰一刀流、鏡新明智流、神道無念流がそうです。
●佐藤彦五郎の義理の弟が土方歳三で、
歳三は、この家で昼寝をしていたと言われています。
[上の写真は、歳三の小姓・
市村鉄之助のお墓がある全昌寺
(岐阜県大垣市)です。近くには、芭蕉最後の地があります。]
●今月は、これにてお仕舞です。有難うございました。