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今月のよもやま話

平成23年8月・葉月

米百俵(小林虎三郎)

●今月は、小林虎三郎が生まれた月です。
●虎三郎は、後世「米百俵の精神」と云われる考え方を残した武士です。
長岡藩(新潟県長岡市)の大参事です。
●長岡藩士・河合継之助が長岡藩の中立を
官軍(薩摩長州)に主張しましたが
当時は中立という考え方が無くて
しかたなく官軍と戦(戊辰戦争)いました。
よく戦いましたが、負けました。
●その為に長岡藩は、戦前74000石でしたが
24000石に減封させられました。その為、
藩士達は、その日の食にも苦慮するようになりました。そんな時期に
支藩の三根山藩(新潟市)からお見舞金として
百俵の米が贈られて来ました。
藩士達はこの米を皆で平等に分けて少しでも楽になろうと
虎三郎に強く申し出ました。しかし、虎三郎は、
「百俵の米も食べればたちまち無くなってしまう。
この百俵を元に学校を建て教育に充てれば明日の一万、百万俵となる」
と諭し国漢学校を建て洋学局と医学局を造りました。
虎三郎は、この学校で優れた人材を育成しようと
藩士の子弟だけでなく農民や町民の子も入学させました。



●写真は、長岡市千秋に有る「米百俵の群像」です。
長岡藩士が「米を分けろ」と虎三郎へつめより
虎三郎(座っている)が「明日の為に使おう」と皆に諭している像です。
●この像は、歌舞伎の一場面を再現したと書いてありました。
●9月のよもやま話は、「悲劇の皇女」(和宮)です。
又、聞いて下さい。

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