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今月のよもやま話

平成22年9月・長月

手取川の戦い(謙信と信長)

●今月は、「手取川の戦い」があった月です。
●「手取川の戦い」とは、手取川(石川県白山市)で上杉謙信が
織田信長(大将柴田勝家)に大勝した合戦です。
●発端は、能登の七尾城が上杉謙信に攻められて苦戦していました。
この七尾城から「助けて欲しい」と織田信長に救援の要請が有りました。
信長は、先ず七尾城救済の為に織田軍の先発隊として
柴田勝家(15000の軍勢)を救援に向かわせました。
信長は、30000の軍勢で後から押し寄せる予定でした。
 余談ですが、勝家と秀吉との意見が合わず
 秀吉が、軍令を無視して大将勝家の承諾を得ないで
 勝手に陣を引いた事件はこの時の事です。
さて、本題です。勝家が手取川を渡り終えた丁度その時に、
「七尾城が落ちた謙信が攻めてく来る」の情報が入りました。
勝家は川を背にしていたら不利と考え直ちに
今渡り終えたばかりの手取川を戻り始めました。
そこへ、謙信が「織田軍が逃げるぞ」とこの時とばかりに攻め込みました。
織田軍は、川を渡る混乱と撤退とが重なり不運にも
1000人余りの戦死者(溺死者を含む)を出したと言われております。
●この時の様子を詠った落首が残されています。
   上杉に逢ふては  織田も手取川  跳ねる謙信  逃ぐる信長



●写真は、呉竹文庫の駐車場に有る「手取川の戦い」の碑です。
この碑の向う側が手取川です。かなり大きな川です。
●10月のよもやま話は、「高台院」(秀吉の奥様)です。
又、聞いて下さい。

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