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今月のよもやま話

平成18年2月・如月

シーボルト

●今月は、シーボルトが生まれた月です。
●彼は、ドイツの名門学者一家に生まれました。
オランダ陸軍外科少佐の身分でやって来ました。
当時、日本は、鎖国中でしたので、
ドイツ人は入国できませんでした。
その為、オランダ人と言う触れ込みで入国しました。
その時、シーボルトは、26歳でした。
●彼は、ドイツ人ですから、オランダ語が不自然です。その為、
出島の役人に疑いを掛けられました。そこで、彼は、
「私は、オランダでも山岳部の出身なので、
オランダ語に訛りが有る。」と機転を利かせました。
オランダには、山が無いのに、
当時の役人には、その事が分からなかったのです。
●シーボルト以前の医師も医術を教えてはいましたが、
出島を出て教えたのが、シーボルトが初めてでした。
そのシーボルトの塾の名前が鳴滝塾です。
●所で、東インド会社がシーボルトを派遣した本当の狙いは、
オランダの対日本貿易が下火になってきましたので、
日本の産物(良い商品)を探す為に派遣されました。
その事もスパイと勘違いされた一因です。



●写真は、シーボルトの像です。後方は、
シーボルト記念館(長崎市)です。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●3月のよもやま話は「名前を売る将軍」(足利義晴)です。又、聞いて下さい。

ご指摘・ご意見等ありましたら、是非 こちらまでメール下さい。

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