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今月のよもやま話

平成15年11月・霜月

妖刀村正

●先月、同級会が有りまして、四日市市へ行ってきました。
その折に、桑名の刀鍛冶「村正」の屋敷跡を訪ねて来ました。
下の写真は、その村正が居た馬道町です。
●村正の刀は、徳川家に仇なす妖刀と呼ばれてきました。それは、
●最初は、家康の祖父が、家臣に誤って斬られました。
その刀が、村正でした。
次に、家康の父がやはり、家臣に斬られました。
この時の刀も村正でした。
三番目に、家康の長男信康の時です。
信長の命で切腹した時、介錯した刀が、やはり村正でした。
四番目は、関ヶ原の時。
槍を見ていたら、間違って、家康の左手の指を傷つけました。
この槍が、村正の作でした。
●村正は、ここ伊勢の桑名の刀匠で、三代・90年続きました。
切れ味の良い名刀で、比較的安く手に入りました為に、
桑名の周辺の武士は、皆この刀を買いました。
当時、家康は、岡崎に居ましたので、
桑名は、すぐ近くでした。
只、確立が高かっただけなのです。
大阪の陣で、真田幸村が村正を好んで腰に指していました。


        

●馬道町良い名前の町ですね。
写真の場所は、三岐鉄道馬道駅から2〜3分の所に有ります。
●今月はこれにてお仕舞です。
有難うございました。
●12月のよもやま話は「乞食宗旦(こじきそうたん)」です。又、聞いて下さい。

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Copyright 西室 博史 2003