東京・八王子の明治38年創業 呉服店「きものの西室」

今月のよもやま話

平成27年10月・神無月



タウンゼント ハリス


●今月は、タウンゼント ハリスが生まれた月です。
ハリスは、初代駐日領事で日米修好通商条約を幕府と結びました。



 [上の写真は、お店の旅行で下田に行った時のものです。
  写真は領事館が置かれた玉泉寺(下田市柿崎)です。
  階段を登り山門をくぐると右側にアメリカの領事旗を揚げた跡が残っています。]

●ハリスは、日本が好きで日本の事を親身になって心配してくれました。
その事が彼の日記(1856年9月4日)に書かれております。
「この帝国における最初の領事旗を私は掲揚する。
厳粛な反省、変化の前兆。疑いも無く新しい時代が始まる。
敢えて問う、日本の真の幸福になるだろうか?」とあります。
又、「日本人は、喜望峰以東の最も優れた民族です。」
「下田は家も清潔で日当たりが良く、気持ちも良い。
世界のいかなる土地においても労働者の社会の中で下田よりも良い生活を
送っている処は他にあるまい。」と書いております。



 [上の写真は、本堂のすぐ横にある日本で始めての外人墓地です。
  下田で亡くなった21~38歳の海兵隊員の墓です。
  21歳の青年は、雷鳴が激しくて勤務中にマストから落ちたと書いてありました
  日本人が作ったお墓なので日本式です。又、
  かなりの予算を費やしたのでしょう。大名並みに笠付の墓石です。]

●11月のよもやま話は、「近頃迷惑な事」(千利休)です。
又、聞いて下さい。

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